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2014年06月06日

矢作川の環境定期協議


今朝は、矢作川漁協と中部電力との環境定期協議がありました。

平成11年から始まって、今回で33回目になります






ダムに困っている漁協と、ダムをつかって水力発電をしている中電。

敵対してもおかしくない関係ですけど

矢作川では、こうして

定期協議を設けて、河川環境をどうしていくべきか

おたがいに腹をわって話し合いをしています。

お互い、これから
ダム問題に真っ正面から向き合わねばなりませんからね。




環境定期協議に出席すると、

矢作川の抱える課題について、とても勉強になります。


環境定期協議は、

国交省とも行っていますし

愛知県とも行っていますが

中電との定期協議が一番おもしろいですわ。







  


Posted by ぶんや at 12:10Comments(0)漁協の活動

2014年05月21日

子供のアユ放流



この時期になると、新聞やテレビで

「児童による稚アユ放流」のことが報道されますね。



こんな感じで
 ↓

(ネットから拝借)




あれってですね、

生き物に触れさせていますから

良いことのように思ってしまいがちですけど、

よく考えると、

子どもたちに、変なことを教えてるんですよ。



だって、

養殖アユを川に放すことが、
なんで教育になるねん!




例えば、

天然アユを汲み上げ放流するとき

児童たちに放流させて

「ダムがあるからアユが上流に行けないでしょ。だからトラックで上流に運んで放しているんだよ」

と説明するならば、まあ、教育でしょう。





そういう理屈で言えば

養殖アユを児童に放流させるときは

「釣り人のおじさん達がたくさん釣りたいでしょ。だから池で育てたアユを放流するんだよ」

と、説明しなきゃいけませんね。



そんなこと恥ずかしくて、
子どもに言えますかいな!



理屈にあわんことは、やらん方がいいのです。



ってなわけで、

矢作新報では、そういう記事をのせてません。

ボク、漁協の理事なのにね。

うはははは。







http://www.yahagishinpo.com/  


Posted by ぶんや at 16:12Comments(0)本業・取材漁協の活動

2014年04月30日

鮎塾



毎年恒例ですけども

5月4日に、こんなことやります






午前中は、
天然鮎や放流種苗についての講演


午後は、
鮎釣りについての講演


前日3日に矢作川全域でおこなわれる

アユ解禁(11日)直前の試験釣りの結果報告もあります。




興味のある人は、ぜひ参加してくださいまし〜

もち、無料です



  


Posted by ぶんや at 09:09Comments(0)市民活動・調査漁協の活動

2014年03月26日

河川技術論文



河川環境を守る活動を続けていくためには

川好きなだけでなく、

科学的な知識や、土木的な知識も必要です。

なぜなら、

河川行政を相手に、

渡り合って行かねばならないからです。

ボクのように

漁協の仕事や、川の市民活動をしている者は

逃げちゃいけない道ですな。




とは言うものの、

そういうことを勉強するのは忍耐が要るし、

そもそも、勉強の仕方がよく分かりません。

しかも、勉強ぎらいであります・・・。




そんなボクに

高知のアユ研究者・高橋勇夫さんが、

良いホームページを教えてくれました。



「土木学会学術論文等 公開ページ」
http://www.jsce.or.jp/library/open/proc/maglist2/00906/




ここを開くと、

PDFで、河川技術論文を読むことが出来ます。

めっちゃたくさん有るので

とりあえず、2つ プリントアウト。




これから少しずつ、

勉強しましょかね (-.-;)y-゜゜







  


Posted by ぶんや at 16:29Comments(2)市民活動・調査漁協の活動

2014年03月04日

組合員になりたい人


昨晩、知人から電話がありました。

矢作川漁協の組合証券を売りたいそうです。
(お父さんが持っていたのかな?)


支部は笹戸です。


小原地区か旭地区の人で、

組合員になりたい人がいましたら、ご紹介しますよ。
(↑個人売買です。手続きなどは支部長がしてくれます)



紹介する責任がありますので

ボクのこと知ってるひと限定でお願いします。
(↑曖昧だな〜)

ご連絡くださいませ。
(090・7616・8156)



  


Posted by ぶんや at 05:18Comments(0)漁協の活動

2014年03月02日

カナダモ駆除



矢作川のオオカナダモ駆除に行ってきました。


まずは、集合写真




さ〜て、作業開始。




ユンボで石ごとカナダモを掘り起こし

石だけ手作業で戻します。

切れて流れてしまうカナダモは

ドライスーツやウェーダーを着たタモ部隊がすくいます。

流れ着いた場所で、また定着する

やっかいな植物ですからね





実はですね。

ボクの子供の頃の夢は

ブルドーザーやユンボの運転手になることでした。



ちょっと羨ましい・・・。



古鼠公園に、魚の形をした木が置いてありましたがな



わざわざ目をつけてありますね

おちゃめ〜



  


Posted by ぶんや at 15:14Comments(0)市民活動・調査漁協の活動

2014年03月02日

オオカナダモ駆除



昨日と今日、

矢作川の古鼠水辺公園前で

大々的なオオカナダモ駆除が行われています。

今朝の中日新聞にも載ってましたな。



昨日は取材と自治区のお役があって参加できませんでしたが

今日は参戦じゃ〜




夕方からは鮎モニターの会議。

夜は自治区の会議。




今週は本業の仕事がいつもの2倍ほどもあるのですが

さっぱり手をつけとりません。


マジで やばいぞ。


カナダモ駆除は早アガリすっかな。




最近どうも、

睡眠時間を削って仕事をするのがきつい。

おっさん化かな・・・。




  


Posted by ぶんや at 08:18Comments(0)市民活動・調査漁協の活動

2014年02月27日

総会の資料



いろんな総会が重なる時期がやってきました。



ボクも総会の資料づくりをしなければ。
(一部ですけどね)




きょう豊田市議会の一般質問が終わったので



大慌てで漁協の総代会の資料を仕上げ、

いま届けてきました。




あと、自治区の総会の資料がまだやってない・・・

それから、自然愛護協会の資料づくりもやってない・・・





うひょ〜





と、忙しいふりをしつつ

今から息子つれてプロレスを観に行ってきます

ヽ(^0^)ノ



  


2014年02月24日

漁協平戸橋支部の総会



日曜日の午前中は

矢作川漁協・平戸橋支部の総会。

73名が出席、114名が委任状提出で行われました。





矢作川のアユ漁は、数年前から

5月11日の早期解禁をおこなっています。

6月に冷水病が発生する前に、

ひと釣りして貰おうという考えで始まった戦略です。



ただですね、5月に釣れるのは上流域だけで、

中・下流域ではほとんど釣れない。


そんなわけで、2段階解禁を求める声も多いのです。




今回の総会でも、そのことが話題になりまして、

いろいろ話しあってました。




天然アユの保護の視点からは

一斉解禁だろうが、2段階解禁だろうが

どちらでも問題ない。





個人的な好みで言えば、これまで通りの一斉解禁に賛成です。

いつ釣れ始めるか、という楽しみもあるし、

分かりやすいですから。







総会では、このように魚霊供養もやるんですよ。



全員が焼香します。





  


Posted by ぶんや at 13:30Comments(2)漁協の活動

2013年12月16日

漁協の組合員とは



矢作川漁協の組合員は高齢化しておりまして、

出資証券を売りたいという人が増えてきました。


 高齢で釣りをしなくなった人

 ご本人が亡くなったので、売りたいという家族


等々の理由です。



親類でアユ釣りをする人、したい人がいれば

相続という形で名義変更するのですが、


いなければ、一般売買となります。



問題は、買いたい人がいるかどうかですね。




個人売買ですので、値段は双方の話し合いです。

実際には、間に入ってくれる支部長や理事が

双方の言い値を聞いて調整する形が多いのかな。

ですから、売りたい人が多ければ安くなります。



ボクが組合員になったのは15年前。

その頃は15万円前後が相場でしたが、


「若い人だから安くしてあげりん」


と、売り主の奥さんが助言してくれ、

比較的やすい13万円で購入できました。





で、今の相場は、よく分からないのですが

ボクが買った当時の半額くらいでしょうか。



先日、ボクの所属支部で証券が2つ売りに出たので

釣友2人に紹介したところ、

組合員になってくれることになりました。


きのう、手続きを始めたところです。

お金を出せば組合員になれるというものではなく、

理事会で審査もあります。

まあ、今回の釣友2人は問題ないので、大丈夫です。




「組合員になるメリットは何?」


と、よく聞かれます。


まず、

釣りに出るために必要なお金が、年券(遊漁料)の半額ほどになります。

ですが

元をとるには10年以上かかる。

そのうえ

川の草刈、ゴミ拾い、集金のお役、支部総会、総代会などなど

面倒なことも増えますので、

金銭的にはメリットが無いと言ってもいいでしょう。




川船を使える権利がありますが、使う人はほとんど居ませんから

まあ、これも、メリットとは言えないかな。



矢作川漁協は新たな補償金を貰わない主義ですので

補償金が分配されることもありません。




つまり、大してメリットはないのです。



ですが、

川に対する、自分の立場が変わります。

川づくりに対して、自分の意見を、公の場で言えるようになります。

お客さんじゃないのです。



川好き人間が、満足感を得られる。

これこそが、

今の時代に組合員になる最大のメリットでしょう。



分かるような、分からないような話ですな。

うはは







  


Posted by ぶんや at 05:48Comments(0)漁協の活動

2013年12月12日

川についての会議2つ



昨晩は、

来年初開催しようと思っている「友釣り講習会」

に向けた第1回目の会議でした。

簡単に言えば、

友釣りをやってみたい人の受け皿づくりです。

1回目ですので、

漁協の支部長やら、鮎モニターやら、釣具店やらで

どんな方向性で行くか意見を出し合いました。



会議は1時間ほど経って場所を変え

居酒屋で意見交換を再開




次第に、アユ釣りの話へ脱線・・・


で、脱線したまま終了〜ヽ(^0^)ノ





今日は午前中、漁協で

下流3支部のブロック会議でした。




下流3支部の役員と漁協本部の役員による

意見交換会です。

1時間半でしたが、

めちゃ活発に意見がでましたぞ。




今晩も中流ブロックの会議があるのですが

天然アユ調査会の定例会も同じ時間に重なっています。

どっちに出るべきかいな・・・



まあ、大きな流れを知っておくためには

下流ブロックの会議に出るべきだろなぁ。




こんなことばっかやってるから

本業の仕事が進まんがや。









  


Posted by ぶんや at 12:03Comments(4)市民活動・調査漁協の活動

2013年12月06日

ウナギへの悩み


最近ですね

ウナギのことでよく悩んでおります。



ご存じのとおり、

ウナギの天然資源が激減しております。

種の存亡の危機です。



最大の原因は、乱獲です。

いや、もっと言えば

ウナギの薄利多売化、ファーストフード化でしょうね。



日本国民はもっと考えなくてはなりません。

水産大国として品格を持たねばなりません。

人工種苗生産ができず、天然資源に頼るしかない魚を

大量消費してよいわけがない。




大袈裟な話じゃないのです。



シラスウナギの量が

最盛期の1%を切っているというのですから

恐ろしい事態なのです。




ここまで減ってしまうとですね、

調査による捕獲ですら、資源をさらに減少させる要因になり得ます。

もちろん、遊漁(遊びの釣り)もそうです。




ウナギ釣り好きのボクとしては

大いに悩んでおります。



個人的にウナギ釣りを止めるのは

さほど問題ではありません。



悩んでいるのは2点。



1つは、

ボクがウナギ釣りをやめたとして、

それでも、こうして、啓蒙的な発信をしていく気持ちが続くかどうかです。

それが出来ないなら、

少量だけ釣りながら、啓蒙的な発信をして行くという

今のスタイルの方が、

わずかであっても資源保護に効果がある気がします。

無関心なまま鰻丼を食べ続ける人を減らすことが

最も大事ですから。



とはいえ、ウナギ釣りを止めなければ

後ろめたさは残ると思います。

それはそれでいいですが。






もう1つは、

市民の川離れを進めるようなことはしたくないという悩みです。

将来の川を見守っていく人が減るのは恐いことです。


「夜釣りはやめよう」


なんて絶対に言いたくないのです。




う〜ん・・・


考えるのが面倒くさくなってきたぞ・・・



今日のところは、これにておしまい。








  


Posted by ぶんや at 17:13Comments(2)ウナギ釣り漁協の活動

2013年11月13日

ウナギの話


買おう買おうと思っていたけど

なかなか買わなかった、塚本勝巳先生の


『世界で一番詳しい ウナギの話』





出版から1年も経って、ようやく買いました〜。


締め切り日で早く寝なきゃいけないというのうに

一気に読んじゃったがや。



あらためて

ウナギって神秘の魚だと思いました。




さて、矢作川として

どうやって保護策を打ち出すべきか・・・




漁獲規制(釣りの制限や禁漁)するのは簡単です。

(考え方としてね)




でも、

漁獲規制することで

将来の矢作川を守るべき市民、とくに子どもたちに

矢作川の魅力を伝えにくくなる。




将来、矢作川を見守る人が居なくなるのは

とても恐ろしいことですから

漁獲規制なんてしたくない。



でも、ウナギが激減している現状からして

漁獲規制をすべきとも思う。




どうしたらいいのか・・・




そんな悩みをもって、先日

東京大学の青山潤先生を訪ねてきました。

塚本先生のお弟子さんです。




ボクの抱える悩みを

よ〜く理解してくれまして

2時間ちかくお話ししました。




よ〜く理解してくれたということは

どうすべきか結論を出しにくい

そういう事でもあります。




そんなわけで

まだ考えがまとまりましぇ〜ん ヽ(^0^)ノ

















  


2013年11月06日

また東京だ


明日から2週連続で東京いきだ〜

先週は本業

今週は漁協の仕事。


東大の海洋研でウナギの保護策を相談してきます。  


Posted by ぶんや at 17:54Comments(0)漁協の活動

2013年06月21日

鮎釣り場案内



矢作川漁協がパンフレットとは別に、

「鮎釣り場案内」を出しました。








4年ほど前、

月刊『つり人』が矢作川の天然アユ釣りの取材に来てくれたとき、

ボクと、モニター仲間の椿隆明くんで案内しまして

矢作川の釣り場を掲載・紹介してもらいました。



今回の「鮎釣り場案内」は、それを参考に、

新たに手を加えて作成したものです。




川っていうものは
地元の人でないと分かりにくい部分が多いものです。

これで遠方の人にも分かりやすくなるかと思います。

矢作川へアユ釣りに来てくださいませ〜




さまざまな利水団体があるなかで、

河川環境の監視役となれるのは漁協だけです


しかし


いま、全国ほとんどの河川漁協が赤字でつぶれそうです

これは大変な問題なのですが、

すぐそこまできている現実なのです。



少しでもお客さんを呼び、漁協の経営を安定させて

河川環境を守る力を維持することも、ボクらの年代の使命なのです。

赤字続きでは、河川環境のことは、二の次になりますからね。



矢作川漁協は全国でも有名な、天然アユ保護路線の漁協ですが

それだって、経営が赤字続きになっては、将来どうなるか分かりません

ですから、漁協の経営安定は大切な問題なのです





この「鮎釣り場案内」

毎年すこしずつ、手を加えていきたいと思っています。

瀬や淵の名称も書き込んでいきたいですね









  


Posted by ぶんや at 06:52Comments(0)漁協の活動

2013年06月21日

漁協理事会



え〜

昨晩は矢作川漁協の、月に一度の理事会でした。

今回は支部長たちも参加しましたので、大人数です




・天然アユの状況
・オトリ販売所の課題
・漁協の経営面の課題や対策
・中部電力や国土交通省との環境定期協議のこと
・PRのこと


などなど、2時間ほど話し合いました。




ボクが面白かったのは、矢作ダムの渇水の話ですね。



多目的ダムというものは、利水のための構造物ですから
(洪水調節もありますが)

さまざまな利害関係が渦巻いてます。




昨日書きましたように、貯水率50%を切る渇水でしたので

取水制限が始まる寸前まで検討が進んでいたのですが、

ようやく雨がふりまして、台風もくるということで

取水制限は先延ばしになったそうです。

あとは台風次第ですな。





この時期(洪水期)、矢作ダムの制限水位は海抜292m

で、6月19日時点では282m


制度上の満水から10mも水位が下がっていたわけです




最もおもしろいのは(最も恐ろしいのは)


「もし、あと5m水位が下がっていたら」


という仮定の話です。




どうなると思います?



こういう面白い話は、矢作新報で書きましょうかね。











  


Posted by ぶんや at 05:04Comments(0)漁協の活動

2013年04月01日

矢作川漁協の総代会


30日の午前中
矢作川漁協の総代会が行われました



ボクはこの総代会をもちまして
漁協の理事の一人となりました

簡単にいいますと
漁協の経営者側になったわけです


ボクの活動である天然アユの保護を
漁協の経営安泰につなげなければなりません

漁協の経営を安定させることが
川を守ることにもなります


河川行政などと闘って
河川生態系を守れる組織は、漁協だけですからね




今回の総代会では、天然アユ保護路線と漁協の経営安泰について、大きな方針が示されました

下流域の友釣り専用区(落ち鮎漁の禁止)の拡大方針です

これはすごい事なんですよ


詳しくは矢作新報に書きます


  


Posted by ぶんや at 06:38Comments(0)漁協の活動