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2013年10月10日

サギとカワウの群れ



今朝、6時半ごろ

R153の荒井橋を通ると、

矢作川と篭川の合流点に

サギとカワウの群れがおりました。

サギとカワウの群れ


この瀬はアユの産卵場になる場所です。

ここにサギとカワウが集まってきたということは

アユの瀬付き(産卵行動)が始まったのかな?

鳥たちの動きが本気モードじゃありませんでしたから、

たまたま集まっていただけかも知れませんけどね。


でも、ですね。

サギとカワウが一緒に居るということは、

漁に集まってきた可能性が高いですね。



なにせ、彼らは、共同で漁をするのです。

カワウが潜って魚を追い回し、

慌てた魚が浅場に逃げると、今度はサギが待ってます。

深場に逃げ戻ると、カワウが待ち受けている。



すごいですね、彼らの知恵は。




ちなみにですが、

この場所で産卵して、ふ化したアユの仔魚は

ほとんどが三河湾まで辿り着けません。



アユの仔魚は3〜4日分の栄養分しか持たずに生まれますので

その間に餌(動物プランクトン)の多い海へ辿り着かないと

餓死しちゃいます。

篭川の合流点は、海までの距離が41キロほど。

しかも、下流に明治用水頭首工(水源ダム)があって、

海へ到達するには時間が掛かりすぎるんです。



この問題を解決する最良の方法は

産卵する前の親魚を、ダム下まで下らせることです。

簡単な話ではありませんが

矢作川漁協が今後、取り組んでいこうとしている課題であります。



非現実的な課題ではありませんよ。

実際、ここより上の越戸ダムでは

産卵するために下ってきた親アユを捕獲して

下流へトラック移送しているんです。

毎秋、3万尾ほどもね。

中電さんと、豊田土地改良区(枝下用水)さんの協力をうけて、

矢作川漁協が実施している天然資源保護事業です。




水源ダムでもやろうと思えばやれるのです。

明治用水の理解とと全面的な協力が要りますけどね。
























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Posted by ぶんや at 09:33│Comments(0)生きもの
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