体内から出た弾

ぶんや

2014年02月17日 09:37



昨今の空気銃はパワーが凄いので

獲物に当たった弾(ペレットと言います)は

貫通してしまうことも多い。

でも、骨にからむと体内にとどまります。






どちらが良いか分かりますか?





貫通するということは、

弾に与えた力を使い切る前に、弾が抜けてしまうと言うこと。


逆に


体内にとどまれば、弾に与えた力すべてを獲物に伝えるわけですから

獲物をその場で止めるには、こちらの方がいいわけです。



まあ、理想は頭を狙うことですが

そうもいかない場面も多いので、(←ヘタだからです)

このように体内から弾が出てくるわけですわ。




先日とったカルガモの体内から出てきた弾です。




左の弾は、少ししか変形していません。

あまり硬い骨にからまなかったのでしょう。

よく抜けなかったものです。

ちょっとカモの肉がついてますな・・・




一方、右の弾は、かなり頭がつぶれておりますね。

しっかり骨にからんだ結果です。

鉛製ですから、硬い物にあたれんば、よく潰れます。



生態系のためには

ホントは非鉛弾を使った方が良いのですけどね。

来シーズンから非鉛弾に変えようかな。





この弾の直径は5.52ミリ。

銃の口径は5.5ミリ。

少しだけ弾の方が大きいわけです。

少しの大きいために、弾が銃身のライフリング(螺旋の溝)に食い込み

回転しながら発射されるわけですね。



上の写真で、弾のスカート部分に削れたような跡があります。

これがライフリングに食い込んだ跡です。











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